AIコーディングとエージェント

[Claude Code #4] /resume・/branch・/forkで会話を続ける・分岐する・複製する

Claude Codeのセッションは、/resumeで再開し、/branchで分岐し、/forkで複製できます。セッションピッカーのショートカットや名前付け、要約して再開するダイアログまで、会話管理コマンドを整理します。

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ターミナルを閉じると、AIとの会話も消えると思いがちです。昨日時間をかけて説明したコンテキストを、今日また最初から入力することになります。

Claude Codeなら、その必要はありません。すべての会話がセッションとしてローカルに保存され、いつでも取り出して続きから再開できます。

今回は、会話を続ける/resume、分岐する/branch、複製して別の作業を任せる/forkを整理します。

Claude Code 第3回の権限と同じく、セッションも毎日使う基盤機能です。まず入口から見ていきましょう。

続きから再開する:入口を整理

公式セッションドキュメントによると、再開方法は次のように分かれます。

claude --continue        # 現在のディレクトリにある最新セッションを再開
claude --resume          # セッションピッカーを開く
claude --resume 名前     # 名前を指定して直接再開
claude --from-pr 1234    # 該当する PRに関連付けられたセッションだけを表示

すでにセッション内にいる場合は、/resumeで別の会話に切り替えられます。

再開時に戻るのは会話内容だけではありません。ツール呼び出しの履歴、使用していたモデル、権限モードも復元されます。

例外もあります。planモードは再開後に手動で有効にし直す必要があり、bypassPermissionsも実行時にフラグまたは設定で再指定します。

--mcp-config--add-dirなどの実行フラグも復元されないため、再開時にもう一度渡してください。

セッションピッカーの使い方

/resumeを引数なしで実行すると、セッション一覧が表示されます。一覧ではいくつかのショートカットを使えます。

  • Space:セッション内容をプレビュー
  • Ctrl+R:名前を変更
  • Ctrl+W:同じリポジトリのすべてのワークツリーに範囲を拡張(マルチワークツリーの場合のみ表示)
  • Ctrl+A:このコンピューター上のすべてのプロジェクトに拡張
  • Ctrl+B:現在のgitブランチのセッションだけに絞り込む

検索欄にGitHubやGitLabなどのPR URLを貼り付けると、そのPRを作成したセッションが見つかることもあります。

名前を付けると見つけやすくなります

セッションが増えると、「一昨日のあの作業」を探すだけで一苦労です。名前を付けておけば、claude --resume 이름の一行で済みます。

開始時はclaude -n auth-refactor、作業中は/rename auth-refactorです。

名前を付けない場合は、最初のプロンプトを要約したタイトルが自動で付けられます。ただし、この自動タイトルは検索には表示されても、--resume 이름の対象にはなりません。

/branch:別のアプローチを試すとき

ここまでが「続ける」なら、/branchは「分岐する」機能です。

これまでの会話をコピーした新しいセッションを作成し、そこへ切り替えます。元のセッションはそのまま残ります。

/branch try-streaming-approach

リファクタリングの方針が二つに分かれるときに便利です。一方のブランチでA案を試し、合わなければ元に戻ってB案を進められます。

Claude Codeの/branchと/forkによるセッションの分岐・複製構造を示す図
/branchは自分が切り替わり、/forkは複製がバックグラウンドで動きます

ターミナルから開始するときに分岐するには、--fork-sessionを使います。

claude --continue --fork-session

forkせずに同じセッションを二つのターミナルで同時に再開してはいけません。両方のメッセージが一つの履歴に混ざってしまいます。

/fork:複製して別の作業を任せる

/branchが自分の切り替え先となる分岐なら、/forkはバックグラウンドワーカーを作る複製です。

公式コマンドドキュメントの説明どおり、現在の会話を丸ごと引き継いだバックグラウンドセッションが作られ、自分は元の会話を続けられます。コンテキストを理解しているアシスタントに、脇道の作業を任せるイメージです。

/fork この方法でテストコードも書いてみて

長い調査や繰り返し作業を任せ、その間に本筋の作業を続けるときに使います。複製側がコードを変更するときは専用のワークツリーを作るため、自分のファイルと衝突しません。

長時間離れていた大きなセッションでは、要約して再開するか確認されます

公式セッションドキュメントによると、Pro・Maxプランで1時間を超えて離れていた10万トークン以上のセッションを再開すると、選択肢が表示されます。

要約して再開すると、全履歴ではなく要約を引き継ぐため、その後のリクエストが軽くなります。そのまま再開すれば細部まで残りますが、リクエストごとのコストは高くなります。

判断基準は、細かい内容まで必要な作業かどうかです。要約で省かれた内容はコンテキストから消える点だけ覚えておきましょう。

NAME YOUR SESSIONSという文字と、保存されたセッションの巻物に名札を付ける人物のイラスト
名前付けは並列作業の半分です

まとめ

セッション管理の要点は三つの動詞です。--resumeで続け、/branchで分岐し、/forkで複製します。

名前付け(-n/rename)も習慣にすれば、並列作業がずっと楽になります。

次回は、コードと会話を丸ごと巻き戻す/rewindチェックポイントを扱います。分岐する前に戻し方を知っておくと、さらに安心です。

出典と確認基準

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