AIコーディングとエージェント

[Claude Code #2] /planモード:変更前に設計を合意する

Claude Codeの計画モード(plan mode)は、コードを変更する前に計画の承認を求める機能です。Shift+Tab・/planでの有効化、3つの承認 विकल्प、Ctrl+Gによる計画編集、デフォルト設定までまとめます。

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AIコーディングツールに大きな作業を任せると、ときどき見当違いの方向へ進みます。方向性を決める前にファイルの変更を始めてしまうからです。

10個のファイルに変更が広がってから「この方向ではない」と気づいても、もう手遅れです。元に戻すコストは小さくありません。

Claude Codeの計画モードは、この順序を逆にします。コードに触れる前に計画を確認し、承認して初めて編集が始まります。

Claude Code 第1回/initにプロジェクトをセットアップしたなら、今回は大きな変更を安全に始める方法です。

計画モードでできること

計画モードでは、Claudeは調査と提案だけを行います。

公式の権限モードドキュメントの説明は明快です。ファイルを読み、探索用のシェルコマンドを実行し、計画を書く一方で、ソースは編集しません。

編集はユーザーが計画を承認するまでブロックされます。AIがどれだけ説得力を持って話しても、コードには触れられません(bypass permissionsを有効にしたセッションを除きます)。

有効にする3つの方法

最も速いのは、セッション中にShift+Tabを押す方法です。公式ワークフロードキュメントによると、権限モードはdefault → acceptEdits → planの順に切り替わります。

1回のリクエストだけに適用するなら、プロンプトの先頭に/planを付けます。

/plan 決済モジュールを Stripe独自実装に置き換えてください

最初から計画モードで始めるには、ターミナルでフラグを指定します。

claude --permission-mode plan

計画を承認せずに抜けるには、Shift+Tabをもう一度押します。

計画の承認フロー

Claudeが計画を完成させると、進め方を尋ねます。選択肢は3つです。

1つ目は、承認して自動的に進める方法です。その後は編集ごとの確認なしに続行します。

もう1つは、承認するものの、編集のたびに手動で確認する方法です。センシティブなコードにはこちらが安全です。

最後は、計画を続ける方法です。計画モードに留まり、「この部分はこう変更して」と調整します。

Claude Codeの計画モードにおける調査・計画作成・承認の流れを示すフローチャート
計画モードの流れです。以降の編集は、承認方法によって分かれます。

計画を直接編集したい場合はCtrl+Gを押します。提案された計画がデフォルトのテキストエディタで開くので、好きなように修正してから進められます。

承認すると計画モードを抜け、選択した内容に応じた権限モードへ切り替わります。名前を設定していなければ、承認時に計画内容からセッション名も自動で付けられます。

計画中も調査は続く

計画モードでも、すべてのコマンドを実行できないわけではありません。

ファイルの読み取りなど、読み取り専用のコマンドは通常どおり実行されます。それ以外のシェルコマンドは承認を求めるか、auto modeを使える環境なら分類モデルが代わりに確認します(デフォルト設定)。

そのため、「テストを実行して計画を作って」といった依頼も、1回の承認を経て計画モード内で処理できます。

デフォルトにする

プロジェクト単位で計画モードをデフォルトに設定できます。.claude/settings.jsonに1行追加するだけです。

{
  "permissions": {
    "defaultMode": "plan"
  }
}

これでこのプロジェクトのセッションは計画モードで始まり、誤ってすぐ編集を始めることがなくなります。VS Code拡張機能が起動したセッションだけは、拡張機能の設定(claudeCode.initialPermissionMode)を別途使用します。

いつ使うべきか

すべての作業で計画モードを使う必要はありません。単なる誤字修正に計画を求めるのはやりすぎです。

特に効果が大きいのは、次のような場合です。

  • 複数ファイルにまたがるリファクタリングや構造変更
  • 不慣れなコードベースで、まずアプローチを確認したいとき
  • 修正方法をチームレビューや自分の確認にかけてから進めたいとき

一方、変更範囲が1ファイルに収まる小さな修正なら、デフォルトモードで十分です。

AGREE THEN EDITの文字と設計図を前に、握手する人とロボットを描いたイラスト
まず握手し、その次に修正します

まとめ

計画モードは「まず直してみる」を「合意してから直す」に変える仕組みです。

Shift+Tabまたは/planプレフィックスで有効にし、計画を確認・修正して承認すると編集が始まります。変更が大きいほど、計画にかける数分が元に戻すコストを大きく減らします。

次回は、計画モードの基盤である権限システム全体を扱います。/permissions、権限モードの切り替え、allow・ask・denyルールまで見ていきます。

出典と確認基準

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