AIコーディングとエージェント

[Claude Code #10] /doctor・/context・/usage 診断まとめ

Claude Codeの診断コマンド6種をまとめました。/contextのコンテキスト可視化、/usageの使用量、/statusのセッション情報、/doctorの設定チェック、/debugのログ追跡、/insightsの使用パターンレポートまでを解説します。

読了 5 分
[Claude Code #10] /doctor・/context・/usage 診断まとめのカバー画像

AIエージェントを長く使っていると、ふと気になる瞬間があります。コンテキストはどれくらい埋まっているのか、今日はどれくらい使ったのか、設定が混乱していないか、といった疑問です。

Claude Codeには、こうした疑問に一つずつ答えてくれる診断コマンドがあります。今回は6つをまとめて整理します。

Claude Code 第9回までが仕事を任せる方法なら、今回はメーターの見方です。

/context:コンテキストはどれくらい埋まっている?

/contextは、現在のコンテキスト使用量を色付きのグリッドで可視化します。

公式コマンドドキュメントを基準に、どのツールがコンテキストを多く消費しているかを知らせてくれます。メモリーが肥大化しているか、容量警告が表示されているかも確認できます。allを付けると、項目ごとの詳細が展開されます。

CLAUDE.mdが正しく読み込まれたかの確認にも使えます。Memory filesの一覧に表示されない場合、Claudeはそのファイルを読み取れていません。

/usage:今日はどれくらい使った?

/usageは、公式料金ドキュメントを基準にトークン使用量、料金、料金プランの上限状況を表示します。/costと入力しても同じ画面が開きます。

サブスクリプションプランなら上限をどれくらい使ったか、API課金ならセッション料金がいくらかを把握するときに便利です。スキル・MCPサーバーごとの使用量の割合も表示されるため、何が上限を消費しているのかを見つけやすくなります。

/status:現在のセッションを確認する

/statusを入力すると、設定画面のStatusタブが開きます。バージョン、モデル、ログインアカウント、接続状態を1画面で確認できます。

「今どのアカウントで、どのモデルを使っているのだろう?」と思ったときの最も早い答えです。応答中でも中断せず、その場で実行できます。

Claude Codeの診断コマンド6種を用途別に選ぶためのガイド図
疑問から始めれば、使うべきコマンドがすぐに分かります

/doctor:設定の健康診断

/doctorは、インストールと設定全体を確認する総合診断です(別名 /checkup)。見つかった問題の修正まで行います。

チェック範囲はかなり広いです。

  • 重複インストール、PATHの問題、壊れた設定ファイル
  • 使っていないスキル・MCPサーバー・プラグインと、それらのコンテキストコスト
  • 遅いフック、新しいバージョンの有無
  • 長すぎるCLAUDE.mdを整理する提案(v2.1.206以上)

いきなり修正せず、まず検出事項を報告してから確認を求めます。セッション外でclaude doctorを入力すると、読み取り専用の診断だけが出力されます。月に1回ほど実行する価値があります。

/debug:問題が起きたとき

何かがおかしく動作したら、/debugを入力してください。その時点からデバッグログを有効にし、ログを読みながら問題を追跡します。

「MCP接続が何度も切れる」のように説明を添えると、分析の焦点を絞れます。

/insights:自分の使用パターンを振り返る

/insightsは、このコンピューターの最近のセッションを分析したHTMLレポートを作成します。

どのプロジェクトでどのように使っているか、どこでつまずきやすいか、試してみる価値のある機能は何かを示してくれます。ツールの使い方そのものを見直したいときに、ときどき開いてみるとよいでしょう。

MONTHLY CHECKUPの文字と、ノートパソコンを診察するロボット医師のイラスト
/doctorは月に1回、定期健診のように実行しましょう

まとめ

6つを状況別にまとめると、次のようになります。

  • 空き状況が気になるなら/context、料金が気になるなら/usage
  • 身元が気になるなら/status、健康状態が気になるなら/doctor
  • 問題が起きたら/debug、習慣を振り返るなら/insights

次回は、コマンド実行の前後に自動でスクリプトを仕掛けるフック(hooks)を扱います。診断から自動化へ進む第一歩です。

出典と確認基準

あわせて読みたい

Claude Codeシリーズ

関連トピック