技術調査をしていると、ブラウザのタブが何十個も開いてしまいます。資料ごとに少しずつ内容が違うため、何が正しいのかを相互確認するだけで時間が過ぎていきます。
Claude Codeの/deep-researchが、この一連の作業をまとめて引き受けます。質問を1つ渡すと、複数のエージェントが別々の方向から検索し、互いに検証したうえで、出典付きの1つのレポートとして返します。
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Claude Code 第12回の/loopが時間の使い分けだったとすれば、今回はエージェントの使い分けです。
何が違うのか:相互検証
公式ワークフローのドキュメントは動作を次のように説明しています。質問を複数の角度からWeb検索へファンアウトし、見つかった出典を相互に照合し、主張ごとに投票を行います。
そのため、成果物が異なります。相互検証を通過できなかった主張は除外され、根拠となる出典付きのレポートだけが届きます。
検証エージェントがリクエスト制限(rate limit)やAPIエラーで確認できなかった主張は、誤りとはみなされず、「未検証」として別に表示されます。
実行すると何が起きるか
デフォルトの権限モードでは、まずワークフローを許可するか尋ねられます。計画されたステップ一覧を確認して承認すると、実行が始まります。
実行はバックグラウンドで行われます。セッションはそのまま使え、完了するとレポートだけが会話に届きます。
途中の進行状況を知りたい場合は、/workflowsと入力してください。ステップごとのエージェント数、トークン使用量、経過時間が表示され、ステップ内に入れば各エージェントが何を見つけたかも確認できます。
正体はワークフロー
/deep-researchはClaude Codeに組み込まれたダイナミックワークフローです。
ワークフローは、数十個のサブエージェントをオーケストレーションするJavaScriptスクリプトです。反復、分岐、中間結果はすべてスクリプト内に留まり、会話コンテキストには最終回答だけが残ります。
同じ構造を自分の作業にも使えます。プロンプトに「ワークフローで実行して」と書くか、ultracodeキーワードを入れると、Claudeがその作業用のワークフロースクリプトを書いて実行します。
ultracode: src/routes/ 以下のすべてのエンドポイントで認証漏れを監査して
気に入ったワークフローは、/workflowsビューでsを押して保存すると、/이름コマンドで再利用できます。
コスト感覚
ワークフローは多数のエージェントを起動するため、トークンも多く消費します。会話で解決するより、はるかに高額になる場合があります。
そのため、大きな作業の前に小さな単位で試すのがコツです。リポジトリ全体ではなく1つのディレクトリ、広い質問ではなく絞った質問を使いましょう。
エージェントが25個を超えるか、推定トークン数が150万を超えると、Large workflowの警告が表示されます。実行を妨げない案内用の警告です。/workflowsでいつでも中断でき、完了したエージェントの結果は通常保持されます。
利用条件
- Claude Code v2.1.154以降、有料プラン
- Proプランでは、
/configのDynamic workflows項目を有効にする必要があります /deep-researchはWebSearchツールを利用できる環境である必要があります
まとめ
/deep-researchは、「検索 → 相互検証 → 引用付きレポート」をバックグラウンドのマルチエージェントで実行する組み込みワークフローです。
バージョン間の変更点、ライブラリ比較、障害原因の調査など、出典が分かれる質問で特に力を発揮します。進行状況は/workflowsで確認できます。同じ構造を自分の作業にもワークフローとして広げてみてください。
次回は、ターミナルパイプラインにClaudeを組み込むclaude -pヘッドレスモードを扱います。
出典と確認基準
- Claude Code公式ドキュメント — Orchestrate subagents at scale with dynamic workflows(Anthropic、2026-08-14確認)

![[Claude Code #13] /deep-research、マルチエージェントリサーチのカバー画像](/assets/images/posts/ac59c3d2-dab7-4344-b081-cb7bb542af21/claude-code-deep-research-agents.jpg)