AIコーディングとエージェント

[Claude Code #7] /background と /tasks、バックグラウンドエージェント

Claude Code の /background(/bg) は進行中のセッションをバックグラウンドに送り、ターミナルを解放します。claude --bg によるディスパッチ、agent view による監視、/tasks のダッシュボード、ワークツリーの分離まで整理します。

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[Claude Code #7] /background と /tasks、バックグラウンドエージェントのカバー画像

AI に長い作業を依頼すると、ターミナルが人質に取られます。何百ものテストを修正している間、そのウィンドウを見守るしかありません。

Claude Code はこの問題をバックグラウンドセッションで解決します。進行中の作業全体をバックグラウンドに送り、ターミナルを別の作業に使えるようにします。

今回は /background(略して /bg)、/tasks、そしてバックグラウンドセッションを管理する agent view を整理します。

Claude Code 第6回/goalが完走のための仕組みだったなら、今回は分業のための仕組みです。

/bg: 現在のセッションをバックグラウンドに送る

作業中のセッションで /bg と入力すると、会話がバックグラウンドセッションに移り、ターミナルが解放されます。

公式ドキュメントによると、Claude が応答中でも、その応答はバックグラウンドで続行されます。追加の指示を送ることもできます。

/bg テストスイートを実行して、失敗をすべて修正しておいて

実行中のバックグラウンドシェルコマンドやサブエージェントも一緒に移行されます。

claude –bg: 最初からバックグラウンドで開始する

ターミナルをまったく占有せずに開始する方法もあります。

claude --bg --name "flaky-test" "SettingsChangeDetector フレークするテストを調査して"

実行すると、セッション ID と管理コマンドの案内が表示されます。シェルはすぐに次の入力を受け付けます。

  • claude agents: セッション一覧ビューを開く
  • claude attach <id>: このターミナルでセッションを開く
  • claude logs <id>: 最近の出力を確認する
  • claude stop <id>: セッションを停止する

agent view: 作業者たちの管制塔

claude agentsを実行すると、実行中のセッションが状態別にまとめられた画面が表示されます。作業中、入力待ち、完了、失敗はアイコンの色とアニメーションで区別されます。

各行には1行の要約が付きます。作業中はセッション出力から最大15秒に1回更新されます。ターンが終わると、小型で高速なモデルが要約を書き直します。

行を選んで Space を押すと、詳細を少しだけ開いて確認できます(peek)。Enter を押すと、そのセッションに完全に接続します(attach)。入力欄が空の状態で ← を押すと、管制塔に戻ります。

Claude Code のバックグラウンドセッションへの移行経路と agent view の管理構造を示す図
/bg で送っても --bg で開始しても、管理は agent view の1か所で行います

入力欄にプロンプトを入力すれば、その場で新しいバックグラウンドセッションをすぐにディスパッチできます。

ファイル衝突の心配はワークツリーが防ぐ

複数のバックグラウンドセッションが同じリポジトリを変更したら、衝突しないのでしょうか。

デフォルトでは、ファイルを編集する前にバックグラウンドセッションは .claude/worktrees/ の下にある分離された git ワークツリーへ移動します。それぞれが自分のコピーで作業する構成です。

ワークツリーへ移ったセッションは変更を自動的にコミットします。リモートがあれば push も行います。ただし main・master への直接 push や force push はしません。CLAUDE.md などに手動でコミットすると指定すれば、git の操作はユーザーに委ねられます。

git リポジトリでない場合や、すでにワークツリー内にいる場合は、この分離をスキップします。worktree.bgIsolation 設定で無効にすることもできます。

/tasks: このセッションのバックグラウンド作業一覧

公式コマンドドキュメントによると、/tasksは現在のセッション内で実行中のバックグラウンド作業を、完了したサブエージェントも含めて一覧表示します。

agent view がセッション単位の管制塔なら、/tasksはセッション内の作業状況ダッシュボードです。

終わると自動的に通知されます

agent view を開いたままにしておくと、バックグラウンドセッションが入力待ちになったときや完了・失敗したときに、ターミナルへ通知が届きます。

通常のセッションの入力欄の下にも、← 2 agentsのように入力を待っているエージェント数が表示されます。画面を監視し続ける必要はありません。

権限設定を心配する必要はありません。バックグラウンドへ移っても acceptEdits・auto など現在の権限モードはそのまま維持され、/add-dirで追加したディレクトリも一緒に移行されます。

ISOLATED WORKTREES という文字と、ガラス温室の中でそれぞれ作業するロボットたちのイラスト
それぞれが自分の温室で作業するので、ブランチが絡まることはありません

まとめ

ターミナルを占有する長い作業は /bg でバックグラウンドに送り、新しい作業は claude --bg で最初からバックグラウンドにディスパッチしてください。

管理は claude agents の管制塔で行い、セッション内の状況は /tasks で確認します。ワークツリーの分離により、並列作業でのファイル衝突も心配ありません。

次回は、セッションの速度と品質を調整する /model/effort/fast/advisorをまとめて扱います。

出典と確認基準

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